その会社では、新入社員たちが自己紹介といっしょに隠し芸を披露されることになっていたのです。
話の上手な人は、ちょっとした笑い話、歌を歌う人もいました。
そんな中で、大学を卒業したばかりの体育会系の男性がいました。
彼は、まじめでおとなしく、無芸大食な男性でした。
大学まで柔道をやっており、国体にまで出たほどです。
彼に隠し芸の順番が回ってきたところ、本当に困った様子でした。
芸は何もないのですが、体力だけは自信があったので、彼は仕方なく「腕たて伏せ」を始めたのです。
彼の地味な腕たて伏せを見る人は誰もいませんでした。
しかし、腕立伏せが百回を超えるあたりから宴席から掛け声がかかるようになりなったのです。
120回を超えるあたりには、もうやんやの大騒ぎです。
結局、128回でダウンしてしまいましたが、それ以来、彼は人気者になったのです。
こんなことがきっかけで、しばらくすると、社内で1番美人の女性からラブレターが届いたそうです。
あれから何年たったでしょうか…
めでたく二人は結婚して二人の子供を育てています。
不得意な分野があっても、男は、何かを考えて行動することが、女性を幸せにする とっておきな方法なのかもしれませんね。